マウスピース型矯正装置は、薄く透明な取り外し式の矯正装置です。
歯型採取をしてご自身の歯並びに合ったオーダーメイドのマウスピースを複数枚製作し、徐々にマウスピースを交換しながら理想的な歯並びに改善していきます。
当院では、世界シェア率の高い、アメリカのマウスピース型矯正装置「インビザライン・システム」を採用しています。

※マウスピース型矯正装置(インビザライン)は完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。

マウスピース型矯正装置
「インビザライン」のメリット

治療中のトラブルが少ない

一般的なワイヤー矯正の場合、治療中に装置が脱落したり、金属製のワイヤーで動かすため痛みが出たりとトラブルが起こることがあります。マウスピース型矯正装置「インビザライン」ではそのようなトラブルが比較的少なくてすみます。

メタルフリー

マウスピース型矯正装置「インビザライン」の素材はポリウレタンであり、金属を使用しない(メタルフリー)ので、金属アレルギーが心配な方も安心してお使いいただけます。ポリウレタンは一般的に食品の包装や医療器具などにも使用されており、生体適合性に優れた材料です。

通院頻度が少ない

ワイヤー矯正の場合、通常毎月1回の通院が必要ですが、マウスピース型矯正装置「インビザライン」の来院間隔は2ヶ月に1回程度です。毎月来院の必要がないため、遠方の方やお仕事・学業でなかなか時間が取れない方も治療を継続しやすくなります。

当院では、
マウスピース型矯正装置
「インビザライン」に
関して専門的な
知識を有する

ドクターが治療を
行っております。

当院では、抜歯を伴う矯正治療など、大きく歯を動かす必要がある場合に用いる「インビザライン・フル」に加え、約1年半以内で治療が完了する軽度から中等度の不正咬合に用いる「インビザライン・モデレート」、半年程度の治療で改善可能な、軽度な不正咬合に用いる「インビザライン・ライト」の他に、上顎または下顎のどちらかのみを治療する「片顎プラン」をご用意しております。

こんな方へおすすめです

  • 矯正治療中の痛みを、出来るだけ軽くしたい
  • 矯正治療を始めたいけれど、人生の大切なイベントと重なりそうで悩んでいる
  • なるべく気付かれずに矯正治療を終わらせたい
  • 通院の頻度をなるべく減らしたい
  • 開咬(前歯がかみ合わない状態)など、ワイヤー矯正治療よりもインビザライン治療に向いている状態の方
  • 金属アレルギーの方

【入手経路、国内の承認医療薬等の有無、諸外国における安全性に係る情報】

  • マウスピース型矯正装置(インビザライン)はインビザライン・ジャパン株式会社の製品であり、インビザラインジャパン株式会社を介して入手しています。
  • 国内にもマウスピース型矯正装置として医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けているものは複数存在します。
  • マウスピース型矯正装置(インビザライン)は1997年にFDA(米国食品医薬品局)により医療機器として承認を受けていて、これまでに治療を受けた人数は世界で1500万人に上りますが、重大な副作用の報告はありません。(2023年3月時点における「インビザライン・システム」および「インビザライン Goシステム」の合計)

口腔内スキャンの導入

当院では、光学式口腔内スキャナー「iTero(アイテロ)」を導入しており、マウスピース型矯正装置の治療に活用しています。
従来の、ペースト状の印象材で型取りをしていた方法ではなく、ペン型の光スキャン方式の「光学印象」による歯型採取を行います。従来の歯型採取と比べて、より精密に患者さまの歯型データを得られ、高精度でフィットするマウスピース型矯正装置を製作できます。また、データによるやり取りのため、完成までスピーディーに行うことができるほか、型取りの時の不快感もありません。

マウスピース型矯正装置で大切なこと

クリニック選びのポイント

矯正治療の方針を決める上で大切なことは、お顔全体のバランス、歯を支える顎の骨の形や厚み、歯の状態など、様々な要素を把握することです。また、マウスピース型矯正装置による歯の移動様式は、ワイヤー矯正の様式と大きく異なるため、装置の特性に関する知識が必要不可欠です。これを意識せずに治療計画を立ててしまうと、矯正治療の失敗のリスクが高まります。
メリットが多く見えるマウスピース型矯正装置ですが、専門的な知識が必要となるので矯正歯科治療の経験豊富なクリニックでの治療をおすすめします。

適応できないケースもある

マウスピース型矯正装置を使った治療とワイヤー矯正では、装置による矯正力の歯への伝わり方が異なります。そのため、歯並びの状態によっては、ワイヤー矯正の方が適している場合もあります。当院では、相談時もしくは診断時にマウスピース矯正が可能か否かを見極め、患者さまにより適した装置での治療法をご提案します。

1日20時間以上装着する必要がある

マウスピース型矯正装置はご自身で取り外しが可能なため、お食事や歯磨きの際などには自由に外すことができます。ですが、装着時間を守らないと、装置の効果が得られなくなってしまいます。従来の矯正装置よりもご本人の努力や頑張りに、治療成果が委ねられます。

矯正歯科治療に伴う
一般的なリスクや副作用について

矯正治療には以下の一般的なリスク・副作用があることをご理解ください。
すべてのリスクや副作用が生じるわけではありません。
  • ①最初は矯正装置による不快感、痛みなどがあります。数日間から1~2 週間で慣れることが多いです。
  • ②歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
  • ③装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院など、矯正治療には患者さまの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
  • ④治療中は、装置がついているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
  • ⑤歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
  • ⑥ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
  • ⑦ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
  • ⑧治療途中に金属などのアレルギー症状が出ることがあります。
  • ⑨治療中に「顎関節で音が鳴る、顎が痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
  • ⑩様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
  • ⑪歯の形を修正したり、かみ合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
  • ⑫矯正装置を誤飲する可能性があります。
  • ⑬装置を外す時に、歯の表面に微小な亀裂が入る可能性や、被せ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
  • ⑭装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
  • ⑮装置が外れた後、現在のかみ合わせに合った状態の被せ物やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
  • ⑯矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
WEB予約 LINE予約
WEB予約 LINE予約 電話